子犬を育てるということ

いつもご愛読ありがとうございます、芝田荘です!

しばらくブログをお休みさせて頂いておりましたが、これには少し事情がありまして、今日は1月11日に生まれた4兄弟の一番の末っ子である白柴についてお話したいと思います。

この子たちが生まれた1月11日早朝、そろそろ出産を控えている母犬が気になり産室に行ったところ、4頭目である白柴が生まれた直後でした。無事生まれたことに安堵したのですが、そこにはいつもと異なる光景が私の目に入って来ました。3頭の黒柴兄弟は、母親に密着しながら体を温めているのですが、この白柴1頭だけが明らかに兄弟と離れ、憔悴しているように見えました。これは大変だと思い、急いでゲージの中に入りこの白柴を手に取った瞬間、体温が異常に低く、息が絶えるように動かなくなってしまいました。恐らく母親は、もう助からないと判断していたのだと思います。

この子をなんとかしないと!急いでドライヤーを取りに行き、仔犬の体を手で摩りながら、懸命にドライヤーで温めました。息を吹き返したのは、それから5分位してからで、少しずつですが小さな命が微かに動くのが伝わって来ました。この感覚は、今でも昨日の事のように覚えてます!

なんとかこの子を助けたい一心で、掛り付けの獣医の元へ!一刻も早く初乳を飲ませないといけない。初診で図った体重がなんと155gと私の片手に乗る程体は小さく、ミルクを飲む力もない状態。獣医と相談した結果、カテーテルでミルクを強制的に飲ませないと、自力では無理と判断。

それから私とこの白柴との生活がスタートしました!

そして今でこそ綺麗な白い毛ですが、その頃は金色に近い毛色でした。名付けた名前は、金ちゃん!

毎朝獣医の処へ金ちゃんを預け、夕方迎えに行く生活が、1月13日からスタート!夜から朝方にかけては、2時間毎に数滴のミルクを飲ませては、マッサージした後トイレタイム。子育てをしたことのない私ですが、それは正に赤子を育てる母親と同じ感覚かなと。。。

1週間経ち2週間と経過するものの、一向に自らミルクを飲む力が無く、来る日も来る日もカテーテルでのミルク飲みの日々が続きました。3週間程経つと、やっと注射器で飲めるようになりました!!

一方体重の方はというと、毎日5~10%ずつ増えていくことで、片手から両手へ、そして今では1kgまでに成長しました。最近では、離乳食まで食べるようになりましたが、他の兄弟は1.5kg前後あるので、まだまだ小ぶりですが、頑張って成長してます!

先日、母親と他の3兄弟と触れ合いを始め、今では一緒に遊ぶまでになりました!獣医先生や看護婦さん達も、最近の金ちゃんの姿を見て、凄くビックリしてました!

あの子がここまで大きくなったのか!?みなさん大変喜んでくれました!

そして金ちゃんが、それに応えるように

“キャーン”だって^^ みんなが笑顔になる瞬間でした!

命がある以上、そして自分が出来る事を全て尽くす!色んな方々にお世話になりましたが、私自身今回の経験を積んだことで、また一歩成長出来たように思う今日この頃です!

金ちゃんもよく頑張ったね^^ 沢山食べて大きくなるんだよ!!

芝田荘

 

 

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