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私たちが幼少期のしつけにこだわる理由

芝田荘の基礎を固めてくれた愛犬「コナ」の存在

芝田荘は、「柴犬の実家」として幼少期のしつけや教育を大切にしています。
私がブリーダーを祖父から引き継いだ当初は、犬のしつけや育て方についての知識がまだまだ不足していました。
しかし、私の愛犬『コナ』との出会いが、その重要性を改めて気付かせてくれました。
コナは今や7歳を迎える愛らしい存在ですが、彼女がもたらしてくれた教訓は大きいものがあります。

幼少期のしつけと重要性

コナは自分たちと生活している分には全然問題なく、意思疎通もでき、お部屋でお留守番もしっかりできる。とてもお利口に過ごすことはできるのですが、人が苦手、犬が苦手です。
かわいいだけで育ててしまったので、人が駄目、犬が駄目、少し苦手なことが多いまま成長させてしまいました。
そうなると、なかなかお散歩や、お出掛けする時に連れていけなかったり、「かわいいね。触らせてください」と言われた時にどうしても触ってもらえない柴犬に育ってしまう。
一緒に旅行に行った時、ドッグランに入れず肩身の狭い思いをしたこともあります。
そのような想いをファミリーさんにはしてほしくない。
コナの存在を通じて、幼少期のしつけが犬と人の関係を築く上で何よりも重要だと痛感しました。
愛犬がかわいいだけで満足してしまうと、後々問題が生じる可能性があります。
幼い頃の教育が犬の性格や行動に大きな影響を与えることを知り、それが人と犬が一緒に幸せに暮らすための土台になることを実感しました。

芝田荘のサポート体制

柴犬には、かみつく、吠える、番犬気質などのイメージがありますが、それらを変えるためには、育て方や向き合い方が重要です。
芝田荘では、生後100日以降のお引き渡しという形で、幼少期の子犬の初歩的なしつけをさせていただきながらお引き渡しをしていきます。
1歳までの教育の期間に、その月齢に必要な教育を落とし込むことがとても大切です。
その中でご家庭ではなかなか気付けない部分も、開放日などに来ていただき、兄弟との再会をしたり、他の犬たちを触れ合うことで、月齢に伴う精神年齢がどのぐらい測れているかを見させていただきながら、アフターサポートをしています。
個体の性格を理解し、適切なしつけを行っていけば、愛犬が社会性を身につけ、人や他の犬との関わりを楽しむことができるようになります。

芝田荘の今後の展望

子犬たちを育てる、教育するということはもちろんですが、私の愛犬も今や7歳。
祖父の代からいる子たちのケアももちろんですし、お引渡しした犬たちもシニア犬になってくる子たちも増えてきます。
実際に里親さんで育っている犬たちは、10歳を超えてきました。
子犬に力を入れることはもちろんですが、シニア犬たちのケアもしっかりできるような「柴犬の実家」として、犬生最後までサポートできる環境を整えていきます。
また自分自身も新たに勉強を始め、知識を増やして、子犬から老犬までみんなに頼ってもらえる「柴犬の実家」を作っていけるように頑張ります。
みんなで柴犬ライフ、一緒に楽しみましょう。そして、柴犬の実家・芝田荘を今後ともよろしくお願いいたします。

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