師匠に学ぶ、柴犬と生きるということ

〜毛利師匠ご夫妻との対話から見えてきた原点〜
こんにちは。芝田荘です。
今回は、私たちのルーツとも言える大切な存在──柴犬一筋74年、毛利師匠ご夫妻との対話を通して感じたことを、ブログでご紹介させていただきます。
長年、柴犬の世界を第一線で歩んでこられたお二人のお話には、私たちが大切にしてきた想い、そしてこれからも守っていきたい原点が、静かに、しかし確かな言葉で詰まっていました。
「血統」よりも「可愛がられる犬」を
展覧会での数々の受賞歴や、全国に旅立った名犬たち。
華やかな実績の裏で、師匠が繰り返し語ってくださったのは、こんな言葉でした。
「どれだけ立派な血筋でも、最期に見送ってくれるのは家族だからね」
「展覧会に勝つことより、可愛がられて育つことの方が、犬にとって幸せなんだよ」
「見た目」や「評価」では測れないもの。
柴犬が、家族の一員として、人の心にぬくもりをもたらす存在であることを、師匠は何よりも大切にされていました。
黙々と、自分の信じた道を歩む
柴犬の世界には、トレンドもあれば、人間関係の力学もあります。
ですが、師匠の言葉はとてもシンプルでした。
「自分が正しいと思うことを、黙々と続けるだけ」
ブリーダーとして、派手さよりも日々の積み重ねを。
柴犬と向き合う姿勢は、私たち芝田荘の在り方にも深く重なります。
暮らしの中にある豊かさ
師匠ご夫妻の毎日は、朝の納豆と卵から始まり、庭での犬との遊び、鶏小屋の世話、そして笑いのある会話。
とても自然体で、健康的で、そしてどこか懐かしく、温かい暮らしでした。
「今、ここを大切に生きることが一番」
そんな師匠の言葉に、犬も人も健やかに暮らすヒントが詰まっているように感じます。
芝田荘が目指すこれから
私たち芝田荘も、命と真剣に向き合いながら、**「柴犬と人の絆を通じて、慈しむ心を育む」**という原点を忘れずに歩んでいきます。
展覧会での評価や血統だけにこだわらず、飼い主さまと笑顔で過ごす毎日こそが、柴犬にとって最高の人生だと信じて。
これからも、芝田荘ファミリーの皆さまと共に、あたたかな絆を育んでいけますように。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
📸 今回の訪問では、師匠の犬舎や昔の展覧会写真なども見せていただきました。
懐かしさと感動の入り混じるひととき…また別の記事で詳しくご紹介できればと思います!






